複数ターゲットがいる時はターゲットごとの視点の違いに着目してコンテンツをつくろう | ソーイ株式会社 | 新宿のWeb制作会社
新宿のWeb制作会社|ソーイ
ホームページ制作
ランディングページ制作

複数ターゲットがいる時はターゲットごとの視点の違いに着目してコンテンツをつくろう

Webサイトを作る上でターゲットを絞り込むことは、集客するために重要なポイントである。
しかしビジネスによってはターゲットが複数存在する場合がある。
 
例えば学習塾では生徒と母親がターゲットになるし、教科書出版会社は生徒と先生がターゲットになる。2世帯住宅を販売するなら嫁と姑どちらにもアピールしなければならないだろう。
ターゲットが複数におよぶケースは意外とある。
 
 
では複数ターゲットがいる場合にはどのようなWebサイト制作を検討すべきだろうか。
 
まず念頭においておきたいのは、コンテンツにはそれぞれ役割があるということだ。
会社概要やサービス概要を単純に掲載することがWebサイトでやるべきことではない。それぞれ役割をもったコンテンツの集合体がWebサイトである。
 
 
そう考えると複数ターゲットがいる場合は、それぞれのターゲットに訴求する役割をもったコンテンツが必要だということがわかる。学習塾なら生徒向けのコンテンツが必要だし、同時に母親向けのコンテンツも必要だ。
 
最終的にはそれぞれのコンテンツを統合して、1つのコンテンツで生徒にも母親にも訴求(できれば)してもいいのだが、まずはわけて考えよう。生徒向けにはどのようなコンテンツが必要なのか、母親向けにはどのようなコンテンツが必要なのかを切り分けて考える。
 
ターゲットごとにコンバージョンまでに必要なポイントをまとめ、コンテンツを整理していくことが、複数ターゲットが存在する場合のコンテンツ制作の秘訣だ。
 
 
ところで複数ターゲットがお互いに関与している場合とそうでない場合がある。お互いに関与しているというのは、学習塾でいう、生徒と母親の関係のように2人の意見が一致して契約が決まるような場合、関与していない場合というのは、教科書出版会社のように生徒向けには学習参考書、先生には教科書の営業という、ターゲットによって訴求商品がそもそも違う場合だ。
 
 
関与している場合はそれぞれの立場の本音と建前についてよく研究し訴求していかなければならないケースもある。例えば学習塾の場合、母親からすると予算も限られていることが考えられる。費用面でのメリットを訴求するのもよいが、子供も同じサイトを見ることを忘れてはならない。あくまでも母親として、我が子の応援をする立場として、費用ではないところでその学習塾を勧めている体が見える方がよいだろう。
 
 
二世帯住宅の例はもっとわかりやすいかもしれない。嫁姑の双方それぞれの主張と不安はあるだろうが、嫁に過度に加担するのでもなく、姑に過度に加担するのでもなく、あくまでも中立な立場として振る舞うことも大切だ。
 
例えばだが、1階が両親世帯で2階が子世帯だったとする。子世帯いは小さな子どもがいる場合は1階に足音が響くことがあるだろう。両親はそういった騒音を気にしているが、その問題と解決策をどの角度から提示するかで印象が変わる。
両親目線でWebサイトに、「うるさい子供の足音をどうにしたかしたい…そんなあなたに…」と“両親から見た子世帯に対する不満”をベースに問題提起と解決策を提示するよりは、子世帯目線で「下階にいる両親に迷惑をかけたくないというあなたに…」としている方が一緒にWebサイトをみやすいのではないだろうか。
 
 
 
あなたの会社のビジネスに複数のターゲットがいるだろうか?どのターゲットから見ても適切な作りになっているか今一度確認してみよう。