東京都 新宿のWeb制作会社
ソーイ株式会社
ホームページ制作 /
ランディングページ制作

BLOG

ブログ

2025.01.07

ホームページ制作会社の選び方

ホームページ制作会社がたくさんある中で、各制作会社が提案する内容や見積もりはそれぞれ異なります。そんな中で、

  • 「最終的にホームページ制作会社を選定するポイントがわからない」
  • 「見積もりをとっても価格の差が激しく、価格差の理由もよくわからない」

といった声はよく聞きます。

相見積もりをとった場合は、目的を整理した上で明確な選定基準を持ち、金額に惑わされずによい判断ができることが望ましいですが、そもそもその選定基準がわからず、迷ってしまうことは珍しくないかと思います

明確な選定基準をもつ

明確な選定基準を持つことは、ホームページ制作において非常に重要なことです。そのためには、ホームページの目的が何かをまずは整理することです。

ホームページを制作する理由は何も集客のためだけではなく、ブランディングだったり、採用目的だったり、あるいは新設法人の場合、銀行口座開設等のために取り急ぎホームページが必要、といったケースもあります。

目的によって、デザイン重視なのか、コンテンツ重視(コンテンツ:ホームページに掲載する内容)なのか予算重視なのか変わってきますし、例えばコンテンツ重視の場合、集客なのかブランディングなのか採用なのかに各目的によって、作り込んでいく内容は変わってきます。

複数の制作会社から話を聞いているとどれも理想のように見えてくることもありますが、何を重視するのかを目的から逆算して決めておきましょう。

御社のことを一番理解してくれる制作会社

以前、弊社に制作をお任せいただいた会社のご担当の方から「御社が一番弊社のことを理解してくれている」と言っていただいたことを覚えていますが、これは非常に重要なことだと思います。

制作会社に相談する際に、制作目的をしっかりと伝えることが重要ですが、その目的に沿った提案をしてもらえるのかどうか、これは逆にいうと、しっかりと御社の制作目的ややりたいことなどを、積極的に掘り下げて聞いてくれる制作会社かどうかということになります。

ホームページを制作するためには「情報」が必要です。例えば御社のサービスに関する情報をどこまで理解しているのか、御社の会社に関してどこまで理解しているのか、それによって制作できるレベルに違いが生じるのは言うまでもないことだと思います。

その意味で、御社のことを一番理解してくれる制作会社というのは、その時点で期待ができます。(もちろんそれをどうデザインやコンテンツに反映するかが勝負ですが)

ホームページ制作会社によって価格差が大きい理由を理解しておく

冒頭で書いた「見積もりをとっても価格の差が激しく、価格差の理由もよくわからない」という声についてですが、これに関してシンプルに答えるならホームページはオーダーメイド品だからです。

もちろん見積条件は最初に決めますが、同じ見積条件であってもそもそも技術料が異なれば見積り金額は変わります。ホームページ制作はプロダクト製品のように仕入れ原価がなく、技術料が見積もりのほとんどを占めるため、相場が決まりにくいという性質があります。同じ技術料を売っている美容室を例にとっても、カット料金は安いところと高いところでは3〜5倍ぐらいの差があるのは珍しくありません。

見積書では見えない、制作会社の提案を理解する

それに加えて、要件を決めていても全く同じものを想定した見積もりにはまずなりません。これは制作会社を決める上で、非常に重要なことで先述した通り、ホームページはオーダーメイド品であるため、要件が決まっていても細部の仕様まで見積もりの段階では決まらず、見積もりの中には必ず制作会社ごとに異なる“提案”が入ってきます

仮に制作会社からの提案は不要で、すべて要件をクライアント側で決める、という前提であれば話は別ですが、それは制作会社に依頼するメリットの多くを失っています。制作会社は、その経験と知見からクライアントの要件に沿った戦略を考え、提案することが大きな仕事の一つです。

つまり最低限の要件は見積もり時に決めておきますが、その先の提案によってページ数が変わることもコンテンツの内容が変わることも、システムが変わることも十分にあり、すべての細かい想定事項を見積もり条件に織り込むのは不可能だということです。

そこで重要なのか見積もりだけでは見えない「提案」です。見積もり時点では具体的なデザインやコンテンツは提示されないかもしれませんが、他社サイトや制作実績を見せならが、どのようなコンテンツを具体的に作っていくのか、どのようなデザインにしていくのがベストなのか、そういった提案を目的に沿って提案してくれるかどうかが重要です。

デザイン検討はもちろん、コンテンツ作りも調査段階から考えるとそれなりの工数が必要になってきます。そのため、コンテンツづくりに強みを持っている制作会社は、そうでない制作会社と比べて、同じ条件で見積もりをとっても高くなることはよくあると思います。

ですので、見積条件を同じにしたからといって、単に安い方を選ぶのがコストパフォーマンスが良いということにはならないのです。

ホームページ制作会社を選定するポイントまとめ

それではどのようにして制作会社を選定すべきか、シンプルに答えるなら、弊社がいつもお客様にお伝えしているのは、「お客様にとってのホームページの役割を果たせる戦略をお客様のリソースの範囲内で提案できる制作会社を選定してください」ということである。

ホームページはただの会社案内ではなく役割を持っています。訪れたターゲットにどうして欲しいのかを考えてみてください。ターゲットに御社のことを知ってもらい、理解してもらい、魅力を感じてもらい、納得してもらい、お問い合わせをしてもらいたいのであれば、それだけの役割がホームページにはあるということです。

そして、もう一つ大切なのは、御社が抱えている課題の本質を理解した上で、あくまでも御社のリソースの範囲内で解決できる提案をしてくれているかどうかです。ホームページ運用に割ける時間的リソース、人的リソース、資金的リソースなど、限りがある中で現実的にできる内容を採用しなければなりません。

見積もりをとる際の要件や情報の出し方

ホームページ制作会社選定のポイントを理解いただいたところで、それではどうしたらできるだけ選定ポイントをおさえた見積もりと提案を貰えるのかを考えて終わりにしましょう。

いざ提案してもらっても、提案して欲しい方向性がずれていては両者損でしかありません。

基本的には、必要な要件や情報を引き出すのも制作会社の仕事ですが、クライアント側にその準備がなければヒアリング当日質の高い情報を引き出すことができません。

ですので、一度しっかりと社内でホームページ制作に関する方針をすり合わせをし、必要な情報をできるだけで構いませんので、予め準備しておきましょう。一番やってはならないのはクライアントの担当者が自分の意見をあたかも会社の方針として伝えてしまうことです。

会社としてホームページ制作プロジェクトにどのように臨むのか、ホームページの役割は何なのかをまとめた上で、要件や情報を整理しておきましょう。質の高い情報があれば、御社の目的に沿った質の高い提案を期待することができます