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ホームページを発注する前に知っておきたいこと。制作会社がよく聞かれる質問に答えます。

Tanaka Akiyuki
CEO

クライアントの担当者にとって、ホームページ制作を依頼するのが初めてというケースは珍しくありません。今回は、発注までの過程で確認しておいた方がいいことを私の経験からまとめてみました。

もちろん、何も知らなくても制作会社が丁寧にフォローしてくれるのが理想ですが、すべてがそうではないので、あとで「そんなつもりではなかったのに!」とならないように、ある程度事前に知識を入れておくことも大事だと思います。

ちなみに私がすべての制作会社を代表して回答するつもりもなければ、そんな立場でもないので、あくまでも私の経験からの回答という前提になります。各制作会社にポリシーも異なりますので、参考として読んでいただけると嬉しいです。

1.見積もりについて

ホームページ制作の相場はいくらですか?

よく相場を聞かれますが、同じ条件で相見積もりをしても金額にかなり差がでます。ホームページ制作は、何かを仕入れて販売するものではなく、主に技術料によって成り立っているため、そこで差がでることに加え、同じ条件といえど実際にリサーチやデザインなどにかける想定工数自体に大きな差がある場合もあります。

ある会社はリサーチをほとんど行わずクライアントの希望のままにデザインするかもしれませんし、ある会社はリサーチやヒアリングを重ね、戦略を練った上で機能するデザインを制作しようとするかもしれません。また現場視察や関係者インタビューを通して、コンテンツを作り込むことを想定していることもあるでしょう。このような取り組みの差は工数に大きな差がでます(= 見積もりに大きな差がでる1つの要素です)。

単純に金額を比較するのではなく何をどこまでやってくれるのか、進め方などをしっかりチェックして総合的な判断が必要です。

見積もりはどこまで含まれていますか?

見積内容に含まれないものがあるか確認をしておきましょう。例えば、有償素材費用の購入費、イラスト制作費、写真撮影費など制作の中で追加で発生しうる料金についてです。弊社では見積もりの時点でそういった可能性があるかどうか、ある場合はできるだけ概算でどのくらいの費用が発生しうるのかまで明記しています。

特にオリジナルでイラストをおこす場合や撮影が入ってくるとそれなりのコストがかかりますので、方針を確認しておきましょう。

ちなみにデザインについては修正回数の上限がある場合も珍しくありませんので、その点も見積もり時点で確認しておくと良いでしょう。(修正回数に制限を設けている場合は事前に明示されると思いますが、そうでないケースもあるかもしれません。念のため確認しておきましょう。)

ドメインやサーバーの契約は誰名義で契約しますか?

ドメインやサーバーの契約名義はクライアントなのか制作会社なのかを確認しておきましょう。オススメはクライアント名義での契約ですが、制作会社名義で提案される場合は、権利関係など含め契約内容を明確に把握しておきましょう。ちなみにドメインやサーバーは支払い漏れなどで契約が切れると、サイトにアクセスできなくなり、データもすべて消失する可能性もあるので注意しておきましょう。契約は更新漏れのないように自動更新がオススメです。

安い制作会社はやめた方がいいですか?

安いからNGということはありません。要望とコストが見合っていれば問題ないと思います。ただ、その見極めが難しいので、デザインについては実績をよく確認し(テンプレートではないかどうかも含めて)、自社で用意すべきものが何なのかも確認しておきましょう。

2.制作期間・スケジュールについて

制作にはどれくらい期間がかかりますか?

制作会社によって様々なので、最初の打ち合わせ時点で要望をしっかりと伝えておきます。あまり急な納期だと断られるケースも珍しくないと思いますので余裕を持って依頼をしましょう。ちなみに制作会社の立場から納期について触れると、「クライアントからのフィードバック期間と修正ボリューム」が大きな変数で、ここ次第で納期がタイトになったり、逆に余裕が出たりします。

デザインの修正回数に制限はありますか?

デザインの修正回数を決めている制作会社とそうでない制作会社があります。弊社は特には決めていません。ただ、一度フィックスしたデザインを大きく変える場合には別途費用がかかったりするケースがあります。例えば、最初にTOPページのデザインをフィックスさせた後、下層ページデザインの段階で、根本的にTOPページからデザインを変える場合などです。

このようなことは稀ですが、起こり得るケースとしては、デザイン方向性を決める段階で重要人物が参加しておらず担当者間のみで話が進み、あとになって変更要望が出てくるというパターンです。

スケジュールを円滑に進めるためにクライアント側ができることはありますか?

ホームページ制作では、構成検討フェーズ、ワイヤーフレームフェーズ、デザインフェーズ、開発フェーズなど、各種フローでのクライアントの承認を得ながら進めていきます。そのため、自社の社内承認フローを予め明確にして、出戻りがないようにすることが円滑な進行に繋がります。

また、公開直前の関係部署レビューにて初めて出てくる要望もあったりするのですが、内容によってはそもそも要件外で対応が難しいケースや、対応可能だとしてもギリギリ過ぎて難しい場合もあります。ですので、社内レビューはできるだけ早い段階で余裕を持って実施することが望ましいです。

3.デザインについて

デザインはどこまで提案してもらえますか?

発注前であれば、どこまで提案デザインを作成するのかあるいは提案デザインはなしなのか、制作会社でわかれます。発注後はゼロからデザインを作成していくことになりますが、テンプレートデザイン前提の場合は、テンプレートを元に画像やテキストの差し替えになっていくでしょう。(テンプレートでも色々なやり方があるので具体的に確認しておくと良いと思います。)

他社サイトのデザインを参考にデザイン依頼してもいいですか?

もちろん問題ありません。デザインの方向性の参考になるので、予め参考サイトをご準備いただければ制作会社にとっては具体的な要望イメージが湧きやすくなります。ただ、他社サイトを参考にする際に、「見た目が気に入ったから」という理由ではなく、御社のブランドやホームページ制作目的を軸に考えたときに、それが参考になっているのか考えてみてください。そのデザインをどう思うかは個人的な感覚もありますが、会社として自社ブランドをどう表現したいかを社内と整理しておくことをお薦めします。

また、そもそもですが、参考サイトをクライアントが用意しないといけないわけではありません。クライアントの要望や目的を聞きながら、制作会社が参考サイトを探して提案していく、という流れの方がむしろ自然だと私は考えています。ただ、最初の打ち合わせ時に参考サイトがあるとそれを元に議論が捗ります。

写真素材がないのですが問題ありませんか?

よくある相談ですが、ホームページの制作目的に応じて、撮影を提案しています。例えば、提供しているサービスが、「どんな人がやっているかが重要」なのに写真さえないのは訪問者も不安になるでしょう。また採用サイトの写真がすべて購入素材なのも、求職者へのアプローチとしては適切ではありません。

ホームページに何を期待するか次第ですが、写真がなければ多少コストをかけても撮影することをお勧めします。

4.コーディング・技術面について

WordPressで作るべきですか?STUDIOなどのノーコードツールで作るべきですか?

目的や要件次第ですが、それぞれの仕様を理解し、メリット・デメリットを把握しておかないと中々判断が難しい内容です。ここでは簡単に説明しますが、WordPressは機能含めて自由に制作をすることができます。STUDIOは、シンプルでオシャレなデザインなら簡単に構築することができます。複雑なデザインもできますが、強みはシンプルなものをコストかけずに素早く作れるところではないかと思います。

また、STUDIOにもWordPress同様にCMSはありますが、機能は限られています。機能的に将来の拡張性を含めて余裕を持たせておきたい、ブログなどのメディアを運営したい、ということであればWordPressが良いでしょう。

なお、STUDIOはエクスポート機能がないので、制作したものをエクスポートして他に乗り換えることはできません。最初に方針を決めておくことが大切です。

一方でコスト面でいえば、STUDIOのようなノーコードツールは安価で制作でき、WordPressは技術者がコードを書いていく分コストがかかりますし、納期もしかりです。

SEOはどこまで対応してもらえますか?

SEOとはSearch Engine Optimization(検索エンジン最適化)の頭文字をとった言葉ですが、ユーザーが特定のキーワードで検索をしたときに、検索結果のより上位に自社のサイトが表示されるようにするための最適化施策のことです。SEOの施策は大きく2つにわけて考えることができ、「SEOに強い箱をつくること」「その箱の中身を更新していくこと」となります。

前者はホームページ制作時点で決まるもので、後者は作成したホームページの運用フェーズの話です。平たく言うと、SEOに強い構造のサイトを制作し、そのサイトの中身(ブログなど)をしっかり更新してコンテンツの充実・向上をはかることで検索結果の上位に表示させようということです。

ホームページ制作という意味では前者の箱作りの部分になります。ただすべてのサイトがSEO対策が必要というわけではありません。目的が集客でなければSEO対策にコストをさく必要はないでしょう。SEOは奥が深いので、自社サイトの目的・役割を明確にした上で戦略としてSEO対策をやっていくのかどうか、そういった点から相談すると良いと思います。

WordPressで制作すれば、自社で自由に更新できるようになるんですよね?

たまにある誤解ですが、「WordPressで制作 = 自由に更新ができる」わけではありません。WordPressは平たくいうと記事を管理することができるツールです。記事には大きく「投稿」と「固定ページ」があり、お知らせやブログなどを「投稿」で管理し、会社概要や料金案内などの静的ページを「固定ページ」で管理することができます。固定ページで静的ページまで管理できるなら、すべて管理画面から更新できるように思いますが、あくまでもWordPressの標準機能として固定ページ機能が組み込まれているだけであって、制作方針によって固定ページの機能を使わないことも実はかなり多いです。

固定ページは付属のエディターで誰でも編集できる反面、エディターでできること以外のデザインができなかったり、プログラミング言語をエディターの中に書いていくことができません(=固定ページの中で開発できない機能も出てきます)。そのため、デザイン的にも機能的にも制限があります。また、複雑なことを固定ページの中で無理やりやろうとするとむしろ工数が上がっていきます。

そのため、デザイナーが作成するようなデザインは、固定ページのエディターを使わずに自前でコーディングしていくことも多いです。制作会社に相談しながら方針を決めるのが良いでしょう。

5.公開・運用について

ドメインやサーバーを変更したいのですが

既存サイトのリニューアルにおいて、ドメインやサーバーを変更したい場合は、一番最初の打ち合わせで伝えておきましょう。公開までの手順が大きく変わるだけでなく、クライアント側で対応しなければならないことも出てくる可能性があります。例えば、ドメインやサーバーを変更することで、現在使っているメールアドレスやメーラーの設定を変更する必要があるかもしれません。とても重要なところになりますので最初にしっかりと打ち合わせしておきましょう。

公開後の更新は自分でできますか?

WordPress、STUDIOやWIXのようなノーコードツール、いずれも公開後の運用において自社更新が可能です。ですが、すべてを自由に更新できるというわけではないので、何をどこまで更新できるのかを予め確認しておきましょう。特にWordPressで開発する場合は、開発要件に影響しますので、最初の仕様決めで更新範囲を明確にする必要があります。

保守・運用はお願いした方がいいですか?

まず保守・運用というサービスに何が含まれるのかを確認しておきましょう。WordPressでいえば、バージョンアップデートなどのメンテナンスだけを指しているのか、その他のちょっと更新依頼なども費用の中で受けてもらえるのか、制作会社によっても提案も方針も異なりますので事前に確認が必要です。また、弊社では毎月の保守・運用ではなく必要に応じた都度メンテナンスのサービスが可能です。

保守・運用費を払っているが何をしてもらっているのか知らない、という話もたまに聞きます。内訳は理解しておくことをお勧めします。

6.まとめ

ホームページ制作は、決して安い買い物ではありませんし、発注する側としてもある程度知っておいた方がいい専門的な内容もあります。発注までの過程で制作会社からの丁寧な説明が必要かと思いますが、「よく分からないまま発注してしまった結果、トラブルになった」という声があるのも事実です。

ここに記載していることがすべてではありませんが、事前に知っておくと少し安心する内容をリストアップしましたので参考にしてみてください。