Webサイトの制作・運用を成功に導くためのキーワードの一つに、コンバージョンがあるだろう。コンバージョンを増やすための施策を徹底的に行うことで売上を大幅にアップさせることができる。
ではいかにしてコンバージョンを増やすことができるのだろうか。コンバージョンを増やすためにやっておきたい8つの方法をご紹介しよう。
お問い合わせフォームはできるだけ簡略化すること、そして入力がしやすいようにしよう。長く面倒なお問い合わせフォームは離脱の対象になるから注意が必要だ。
よく住所で都道府県、市区町村、番地をそれぞれわけているケースも見受けるが、そういったことは不要だ。
CTAとはコールトゥーアクションの略称である。ユーザーに対してそのページを閲覧した後にやってもらいたいアクションを促すものをCTAという。例えば、商品訴求ページで「商品の購入はこちら」や「お申込みはこちら」など誘導することである。そのページを読んで気持ちがホットな状態からそのままアクションにつなげたい。
必要な場所にはしっかりとCTAを設置しよう。これをユーザーにとって邪魔なのではと考える必要はない。ポップアップでバナーが出てくるのは邪魔でも、ページの下部にバナーが配置されているぐらいは問題ない。むしろ親切である。
商品に対するお問合わせ先や申込先が明確になるのだから。
画面の右下などに資料請求ボタンを固定で表示することも有効だ。ただこれはユーザーにとって邪魔ともとれるので、設置の仕方は気をつけたい。特にたくさんの情報を取り扱うWebサイトの場合、資料請求ボタンを固定表示させると狭い画面の中にたくさんの情報を表示することになり、あまりユーザビリティがよいとはいえない。
スマホで資料請求ボタンを常に固定表示する場合、画面上部か下部か迷うことがあるかもしれないが、固定表示するなら画面下部だ。なぜならそこには指が届く。
ユーザーはクリックした先の情報を見たいと思っているからクリックする。例えば、商品の魅力をPRするためのページに誘導したいと考えたとき、バナーを設置するかもしれないが、そのページを見たくなるようなバナーで誘導しなければならない。そのためにはバナーに使う画像やキャッチコピーでいかに、クリックした先のページがユーザーにとっていかに重要なものであるかを認識してもらう必要がある。
たまにどれがボタンだかパッと見てわからないWebサイトを見かける。テレビのリモコンを見て、どこがボタンだかわからないことはない。エアコンにしてもそうだ。
パッとみてどこがどのように機能するかをわかるようにしよう。少し余談だが、そういう意味でゲームは非常に勉強になるという。筆者はあまりゲームはしないが、ゲームは目まぐるしく画面が展開する中でも瞬時に情報を捉えられるようになっている。
「今だけ」「期間限定」という言葉は胡散臭く見えても有効に働く。自分が今行動しなければならない理由を与えてあげることは、迷っている人に対してかなりの有効打となる。実際筆者も分かってはいながらでも、何度もその言葉にやられてきた。
人はすぐに保留するくせがあるが、その保留の理由は明確ではなくなんとなくであることも多い。そんなときにインセンティブはコンバージョンを増やしてくれる。
お問合わせフォームや資料請求フォーム、ECサイトでの決裁画面において、不要な情報はできるだけ排除したい。フォームに入力することに1点集中してもらうのだ。
様々なECサイトを見てみると、カートに商品を入れて決裁画面に移行した後は、できるだけ不要な情報を排除し、注文確定まで集中させる仕様になっていることも多いことに気づく。
コンバージョンを増やすための施策はたくさんあるが、やれることを1個1個しっかり対応していこう。何か一つを改善してコンバージョン数が大きく増えるということもあるが、最良の方法はやれることを一つずつしっかり抜け目なくやっていくことだ。