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発注者/制作会社のWinWinになるか?制作会社一括見積もりサービス「Web幹事」

自社Webサイトを外注するにあたって、案件紹介会社を使って一括見積もりを依頼する企業は多い。
ただ、多くの場合、案件紹介会社経由の相見積もりは、発注側にとってメリットしかないように感じるが、実はデメリットも正直ある。
 
中でも大きなデメリットとして考えられるのが、
「あまり提案書の質が期待できない」ことである。
 
もちろんしっかり提案してくる企業もあるのは弊社も承知しているが、(サービスを利用したことがある)クライアントに聞くと微妙だということを耳にすることも少なくはなかったのも事実である。
 
なぜそうなるのだろうか、
考えられる要因をこれから詳しく見ていこう。
 
 

案件紹介会社経由ではあまり提案書の質が期待できない?

 

毎月安定的に紹介してもらえるがゆえの悩み

まず1つは「案件紹介会社を通した場合」、それなりの案件を毎月安定的に紹介してもらえる。
ただ、逆にいうとそれらすべてがコンペを前提としているため、次々とこなしていかなければならない
提案とは本来、クライアントのことを熟知した上で初めて可能になるものである。
当然1つのクライアントにかける時間は少なくなっていく。
 

要件定義が曖昧

また、そもそも要件定義がしっかりしていないまま依頼されることがあまりにも多い。
繰り返すが提案とは「クライアントのことを熟知した上で初めて可能」になる。
 
案件紹介会社を使って相見積もりをとる企業のWeb担当は、としてまずは相見積もりをとってそこから企業選定をして、あとはできるだけ制作会社にお任せ、ということを仕事の流れにしている方も少なくはないのではないだろうか。
 
それは仕方がないことでもあるだろう。
なぜなら、Webを外注する企業にはWebの知識がなく、何をどう依頼したらいいのかわからないということは、よくある普通のことだからだ。
ただ、そうはいっても、何もわからず依頼をしても制作会社も深い提案ができない。
そのため、通常は制作会社がしっかりリードして時間をかけながら、要件整理をするのが当たり前だと考えている。
(ちなみに費用が安いところはここが曖昧で、とりあえず作る、というところも多いのでしっかり見極めた方が良い)
 
ただ、先述した通り、案件紹介会社から紹介される案件1つ1つにそこまで時間をかけていくこは難しい。
実は弊社も過去に案件紹介会社を使ったことがあるのだが、1つ1つ丁寧に提案した結果、かなりの時間を費やしたがとれる案件には(4〜5社でコンペになるので)限りがあった。
 
さらにここで大きな課題がもう1つある。
 
 

案件紹介会社の収益モデルの壁

できれば発注側は安く済ませたい、一方で、制作会社はコンペになると、時間を膨大に使いながらさらに紹介される度に費用を支払いながら提案をするのだ。
 
実は、案件紹介会社の収益モデルは(これが全てではないが)制作会社に案件を紹介した時点で制作会社に対して紹介料が発生することが多い。(さらには案件化した場合に数%を取ることもある)
 
相見積もりの場合、制作会社選定時に金額を重視する発注者は少なくはない。
制作会社はかなり厳しい現実があるのだ。
 
 

少しまとめると

・要件定義の曖昧のため、制作会社は深い提案ができない
・制作会社は相手企業を熟知すべきだが、案件紹介会社を通すと工数/紹介費用の面からかなり厳しい
この2点が案件紹介会社を通した際に「あまり提案書の質が期待できない」と弊社がいう理由である。
(誤解を招かないように言っておきたいのは、金額の大きな案件や、金額が小さくても今後の関係性を考えて提案に力を入れる企業はもちろんある。)
 
 

この課題を解決する手段やサービスはあるのか

以上、発注側からみて、メリットも多い案件紹介会社を通した一括見積もりだが、
質を求める場合は、中々厳しい側面もあるということは認識しておいた方がよいだろう。
 
1つこの課題を解決する方法として考えられるのは
制作会社に要件を渡す前にしっかりと社内で要件整理をすることである。
これがあるのとないのとでは制作会社の工数はもちろん、提案の深みはかなり変わってくる。
ホームページは企業にとって重要な営業ツールであるため、その元になる要件はしっかりと整理しておこう。
そして、案件紹介会社を通して相見積もりをする際に
要件定義までサポートしてくれる案件紹介会社があることをご存知だろうか。
最後にこのサービスの紹介だけして終わりとしよう。
 
Web幹事
https://web-kanji.com/
Web幹事の大きな特徴は、
・発注側の要件整理のサポートをしていること
である。
 
Web幹事運営企業は制作会社であるため要件整理は得意とするところのはずだ。
 
弊社が以前に利用したことのある案件紹介会社もコンシェルジュがいてサポートをしていたようだが、正直要件整理がしっかりされているとは言えなかった。
Web幹事は他サービスに対して後発ではあるが、しっかりと要件整理のサポートがされるなど、発注側、受注側双方にとってメリットある形態を維持できれば今後の期待は大きいように思う。
 
なぜなら要件整理こそホームページ制作の本質的が問われるフェーズであるからだ。
また、Web幹事の機能については、準備ができ次第順次充実していくようである。
 
クライアント/制作会社のWinWinになるか?
弊社は過去に一括見積もりサービスに登録していた制作会社として、現状の一括見積もりの方法に疑問を少なからず抱いている。
Web幹事の今後の動きにもしっかり注目していきたい。