ユーザーはサービスや商品を選ぶ際に様々なWebサイトを閲覧する。つまり、ユーザーは常に有益な情報探しに忙しいのだ。そんな中で「わかりにくい」や「無駄な情報がたくさんある」ようなWebサイトで、ネットサーフィンをするユーザーはいない。
一方で、素晴らしいWebサイトには時間を割くだろう。
では素晴らしいWebサイトとはどういうことをいうのだろうか。
それはユーザーに対して効率よく情報を提供しているWebサイトではないだろうか。
忙しいユーザーにとっても、企業にとってもそれはとても都合のよいことだ。ユーザーは忙しい中で最短で商品・サービスをより深く理解できる。企業は競合他社にターゲットを持っていかれる前に成約に近づけるだろう。
具体的にユーザーに対して効率よく情報を提供するとはどういうことだろうか。
ユーザーがWebサイトのコンテンツを閲覧する中でどんどん興味関心を増幅させ、わからないこともその場で解消され、その場で1歩2歩と購買に向けて確実にコマを進められるような、そんな購買まで最短で効率よく情報を提供し、ノンストレスに購買意欲を高めていけるWebサイトが素晴らしいWebサイトであろう。
そのための3つのポイントをご紹介したい。
無駄なコンテンツや文章を省き、ユーザーが最短でコンテンツを遷移できるように設計しよう。より魅力的に訴求したいがためにあれもこれも書いておこうというのは逆効果になることもある。
矛盾するようだが、コンテンツ制作段階においてはまずは何の制約もなくできるだけ多くのメリットや訴求したいことを書き出すのがよい。その中からユーザーにとって本当に必要なことや、競合他社になくてユーザーに必要とされるポイントに絞り込んでいこう。
細かいところまで含め、ユーザーに響きそうな訴求ポイントをあげるとかなりの数(数十〜100個ぐらい)書けるはずだ。不要なものを省くのはその後で問題ない。
説明が難しい箇所は図説や写真を多用するなどしてより感覚的に理解をしてもらえるような訴求をしよう。また文章よりも図説・写真の方が圧倒的に記憶にも残りやすい。
理解のできないものに価値を感じることはないだろう。少し手間を書けてでもわかりやすいコンテンツをつくろう。一度作れば今後訪れるであろう何千何万というターゲットに対して有効になる。最初の一手間の影響は大きのだ。
あなたの会社のWebサイトはまるでターゲットがエスカレータに乗っているかのように自然とターゲットをコンバージョン地点へと導く流れができているだろうか。(コンバージョンというのはお問合わせや資料請求など、Webサイトを通してターゲットにしてもらいたいアクションのことだ。)
ターゲットの購買意欲は一定ではない。検討初期段階のターゲットもいれば、他社と比較中のターゲット、悩み中のターゲット、購買直前のターゲットまで様々だ。つまりターゲットによって必要とされるコンテンツが違う。
競合他社と比較中のターゲットに何を訴求したら1コマ前進できるのかなど、ターゲットの購買意欲にどんなステージ(初期段階や比較中…etc.)があるのか整理した上でコマを進めるためのコンテンツを用意しよう。
そしてコンテンツ同士の導線を設計し、Webサイトを回遊したターゲットが最終的にコンバージョンするようなロジックを作ろう。
効率よくターゲットに情報を提供することは、ユーザーに気持ちよく購買活動してもらう必須条件と言えるだろう。