マーケティングが市場のパイを拾っていく活動に対して、デ・マーケティングというのは、パイを絞り込んでいくことを指す。
例えば、見込み客が1万人いたとする。
しかし、その1万人すべてが優良な顧客になるわけではないだろう。
もしかしたらブランディング的には1万人のうち5千人はブランドイメージを下げてしまう顧客になってしまう可能性もある。
わかりやすい例として、パーティーなどでドレスコードを指定したり身分を限定しているものがあげられる。これにはVIPが集まるパーティーに一般庶民が来ては本当に集めたいVIPが来なくなってしまう、あるいは満足度低下に繋がるといった考え方がある。
この場合、金額を上げるだけではVIP以外が紛れ込んでしまう可能性もあり本質的にはデ・マーケティングにはならず、ドレスコードを指定したり身分を限定したりすることが有効である。
デ・マーケティングをすることで、本来顧客になって欲しい見込み客に対して示しを付けることができるともいえる。
主にブランドを維持するために使われる手法である。