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事業成長に必要なブランドのメンテナンス

時にはあるものを捨てることも大切です。

事業としてブランドを強くしていく上でどうしても不要なものや足かせになるものが出てきます。ブランディングをしていく上で、「せっかく作ったから」「せっかく育ててきたから」というのはかなり危ない考え方だと私は考えています。実際そうではないでしょうか。

事業を成長させるためには、様々なPDCAを実施します。あれこれやっていくうちに色んなコンテンツが増えたりするものです。また、事業成長とともにブランドも強くなっていきますが、ある時振り返ってみると、今目指しているブランドにとって、不要なものがたくさんあったりします。

ブランドは事業成長するにつれてより研ぎ澄まされ、顧客に愛されるものにならなければなりません。ですから、定期的にブランドのメンテナンスが必要になります。定期的に自社が持っている顧客との接点を一度見直してみて、今目指ざしているブランドイメージとその接点のあり方が最適なのかをチェックしたいところです。

例えば、チラシ。サービスが変わっていないからといって3年前と同じチラシを使い続けていたとしましょう。もし、ブランディングの一貫で、顧客に対してより高次のレベルで顧客満足を提供するためにサービスを改善をしていたにも関わらず、チラシのイメージはそのままということであれば、十分に見直す価値はあります。基本的にはブランディングの一貫で何かを変更したら、それに関わる様々なものも変更の対象になると考えておいた方がよいでしょう。

弊社もホームページリニューアルに伴い、先日名刺のデザインも変えました。まだ追いついていませんが提案書の書式やその他様々なものも変える必要があると思っています。あとは私自身も変えていかないといけないことがあると認識しています。

ブランドを研ぎ澄ますためにブランドガイドラインを策定している企業も少なくないでしょう。ブランドガイドラインでは、コーポレートカラーや企業が持つべきイメージなどわかりやすいものから、顧客対応時の細かい規定だったり、スタッフの服装、はたまた自社のスタッフをなんと呼ぶかなど、かなり細かいところまで決められていることもあります。

こういったガイドラインがあることで、ブランドのメンテナンスがしやすくなります。一方で事業が成長してくると、過去に作ったブランドガイドラインの内容自体にメンテナンスが必要になってくる場合があります。当然事業成長に伴い、さらなる利益拡大のためにターゲットを見直したり、客単価の見直しなどが必要になってくることもあります。そうするとそもそも提供するサービスの質の向上、それに伴うイメージの変更が必要になり、ブランドガイドラインごとメンテナンスが必要になります。

ただブランドは、商品訴求のために作られる表面的なものではなく、その商品からにじみ出てくる魅力そのものであると認識しておきたいところです。そしてその商品からにじみ出てくる魅力と、パッケージやキャッチコピー、はたまた顧客対応までが自然と調和するように仕向けることがブランディングと言えるでしょう。